こんにちは、今日はMAMP環境でlocalhostからGmailの送信を行う方法についてまとめていきます。
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確認環境
MAMP Version 5.0.1
メール送信に必要な設定
MAMPで構築した環境でメールの送信を行おうとしても、デフォルトでは正常に送信できません。
本記事ではPostfixにGmailの設定を追加し、メールの送信が行えるように設定していきます。
Postfixのmain.cfに設定を追記する
/etc/postfix/main.cfの末尾に以下の設定を追記します。
myorigin = gmail.com
myhostname = smtp.gmail.com
relayhost = [smtp.gmail.com]:587
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_passwd
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = plain
inet_protocols = ipv4
smtp_use_tls = yes
smtp_tls_security_level=encrypt
tls_random_source=dev:/dev/urandom
アプリパスワードの作成
送信を行いたいGmailのアカウントで2段階認証を有効にします。
https://support.google.com/accounts/answer/185839
次に以下の手順にてアプリパスワードを作成します。
https://support.google.com/accounts/answer/185833?hl=ja
アプリパスワードを記述したファイルの作成
前の手順にて作成したパスワードを、/etc/postfix以下にsasl_passwdというファイルを作成し、そこに記述します。
[smtp.gmail.com]:587 Gmailアドレス@gmail.com:作成したアプリパスワード
Postfixの起動
以下のコマンドにてPostfixを起動します。
$ sudo postfix start
または、すでに起動中の場合は以下のコマンドにて設定を再読み込みします。
$ sudo postfix reload
メールの送信確認
ここまでの設定を行ったらメールの送信が行えるか確認します。
メールの送信が行える等になっていた場合はこれで設定完了。
メールが送信できない場合は、作成したファイルのパーミッションの確認等を行ってみてください。