RPGツクールMVで全回復をスクリプトから行う方法についてまとめていきます。
イベントコマンドの1ページ目、アクター > 全回復…と同様の操作を、
イベントコマンドの3ページ目、上級 > スクリプトから行う方法です。
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スクリプトコード
iterateActorExを使用する場合
以下のようにthis.iterateActorEx関数を使用して対象アクターを取得、アクタークラスのrecoverAll関数を使用してスクリプトから全回復を行うことができます。
iterateActorExの第一引数には、第二引数でアクターのIDを固定で指定するか、変数で指定するかを示す値を渡します。(固定の場合は0、変数の場合は1)
第二引数にはアクターのID、または変数のIDを指定します。
第三引数にはfunctionを渡していますが、この関数の引数に対象のアクターが渡されるため、その値を用いて対象アクターに処理を行っていきます。
this.iterateActorEx(0, 0, function(actor) {
actor.recoverAll();
}.bind(this));
iterateActorExを使用しない場合
上記の例は、実際にイベントコマンドで全回復が設定されている場合に使用されている関数ですが、アクター単体であれば以下のようにアクターのデータは$gameActors.actor関数で取得し、取得したアクターのrecoverAll関数を呼び出すことで全回復する方法もあります。
$gameActors.actor関数の引数にはアクターIDを指定します。
$gameActors.actor(1).recoverAll();
イベントコマンドの内容
イベントコマンドの全回復を追加した場合、内部的には以下のようなデータが挿入されており、
js\rpg_objects.jsの10246行目に定義されているcommand314関数が呼び出され、引数にparametersの値が渡されています。
{"code":314,"indent":0,"parameters":[0,0]}
parametersの値の内容は以下の通りです。
インデックス | 内容 |
[0] | [1]に格納されている値が固定か変数かを示す値(0 : 固定、1 : 変数) |
[1] | アクターのID、または変数のID |