こんにちは、今日はRPGツクールMVでスクリプトから変数の操作を行う方法についてまとめていきます。
イベントコマンドだと1ページ目、ゲーム進行の変数の操作から行うものです。
目次
確認環境
RPGツクールMV Version 1.6.2
スクリプトから変数の操作を行う方法
変数の値を設定する場合は以下のように第一引数に変更したい変数の番号を、第二引数に設定する値を設定します。
この例では変数1番の値を100に設定します。
$gameVariables.setValue(1, 100);
変数の値を参照する場合は以下のように変数の番号を指定すると、戻り値にその番号の変数の値が返されます。
この例では変数1番の値がここで定義した変数tmpに格納されます。
var tmp = $gameVariables.value(1);
以下の関数を使用して操作することも可能です。
操作タイプは
0 : 代入
1 : 加算
2: 減算
3 : 乗算
4 : 除算
5 : 剰余
のいずれかを指定します。
this.operateVariable(変数ID, 操作タイプ, 値);
サンプルのイベント内容
変数の操作を行うサンプルイベントの内容は以下の通りです。
1番目のスクリプト
$gameVariables.setValue(1, 100);
ここでは変数1番に100を設定しています。
2番目のスクリプト
var tmp = 10 + $gameVariables.value(1);
$gameVariables.setValue(2, tmp);
ここでは先ほど設定した変数1番の値に10を加算したものを変数tmpに格納、そのtmpの値を変数2番に格納しているため、変数2番には110が設定されます。
ここに記述されている10の値を変更するほか、変数1番の値を変更しても変数2番の値が変わります。
3番目のスクリプト
$gameVariables.setValue(3, "テスト");
ここでは変数3番に文字列「テスト」を設定しています。
ダブルクォートで囲うことで文字列も格納可能です。
4番目のスクリプト
$gameVariables.setValue(4, 'テスト');
ここでは3番目のスクリプト同様に4番目の変数に文字列の「テスト」を設定しています。
こちらはシングルクォートで囲っており、この形式でも同様に文字列が格納できます。
イベントコマンド 文書の表示
ここでは設定した4つの変数の内容を変数を表示する制御文字で表示しています。
まとめ
今日はRPGツクールMVでスクリプトから変数の操作を行う方法についてまとめました。
イベントコマンドでも同様の操作が行えますが、スクリプトで行うことによりコードが短くなったり、より細かな制御が行えたりします。
イベントコマンドからでは操作がしにくい状況があった際には、スクリプトで操作することで簡潔に記述できないか検討してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。