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Unix

ディスクの使用量を表示するUNIXコマンドdfの使い方

投稿日:2020年6月19日 更新日:

こんにちは、今日はUNIX系OSのコマンドでディスクサイズを表示することができるdfコマンドの使い方についてまとめていきます。

表示内容

Filesystem    512-blocks      Used Available Capacity iused               ifree %iused  Mounted on

オプション一覧

BSD版

オプション名説明
-a全てのマウントポイントを表示します。
-bサイズを512バイトブロック単位で表示します。
512バイトはデフォルトの設定値で、環境変数のBLOCKSIZEの値を上書きして表示したい場合に使用します。
デフォルトで有効なinodeの表示も非表示になります。
-H単位を使用した人間が読みやすい形式で出力します。
基数10(1000バイトて1キロバイト)
-h単位を使用した人間が読みやすい形式で出力します。
基数2(1024バイトて1キロバイト)
-kキロバイト単位
-mメガバイト単位
-gギガバイト単位
-i
-l
-n
-P
-T
-t

GNU版

オプション名説明
-a, –allダミーファイルシステムを含めて表示します。
-B, –block-size=SIZEサイズを指定の単位で表示します。
長いオプションの場合は=の後に、短いオプションの場合は直後に単位を記述します。
ex1 ) df -BM
ex2 ) df -b2K
ex3 ) df –block-size=G
–direct
–total合計の行を追加します。
-h, –human-readable単位を付けた人間が読みやすい形式で出力します。
サイズは1024の累乗で、1024バイトで1キロバイトになります。
-H, –si単位を付けた人間が読みやすい形式で出力します。
サイズは1000の累乗で、1000バイトで1キロバイトになります。
-i, –inodesiノードの情報を表示します。
-kキロバイト単位で表示します。
–block-size=1Kと同様です。
-l, –localローカルのファイルシステムを表示します。
–no-sync使用状況データを取得する前に、「sync」システムコールを呼び出しません。
「df」コマンドの実行が大幅に速くなる可能性がありますが、一部のシステム(特にSunOS)では、結果が多少古くなる可能性があります。これがデフォルトです。
–output[=FIELD_LIST]FIELD_LISTに指定した項目のみ表示します。
引数を渡さなかった場合は全ての項目を表示します。
source : マウントポイント
fstype : ファイルシステムタイプ
itotal : iノード総数
iused : iノード使用量
iavail : iノード使用可能量
ipcent : iノード使用率
size : 総ブロック数
used : 使用ブロック数
avail : 使用可能ブロック数
pcent : ブロック使用率
file : ファイル名をコマンドラインで指定した場合、そのファイル名
target : マウントポイント
-P, –portability
–sync
-t, –type=TYPE
-T, –print-type
-x, –exclude-type=TYPE
–helpヘルプを表示します。
–versionバージョン情報を表示します。

以下のコマンドで詳細なヘルプが確認できます。

$ info coreutils 'df invocation'

-Unix


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