こんにちは、今日はRPGツクールMVで様々な管理を行うマネージャークラスについてまとめていきます。
マネージャークラスはjs/rpg_managers.jsに定義されており、それぞれゲーム内で必要な様々な管理を行っています。
確認環境
RPGツクールMV Version 1.6.2
マネージャークラス一覧
以下がそれぞれ様々な管理を行うマネージャークラスの一覧です。
クラス名 | 説明 |
DataManager | データベースの値の管理を行います。 スクリプトからアクターの情報を取得する際に参照するグローバル変数「$dataActors」等に読み込んだ値を設定するのもこのクラスです。 「$dataActors」等はグローバル変数ですが、DataManagerクラスの定義部分に宣言が記述されています。 |
ConfigManager | オプションから設定する項目の管理を行います。 |
StorageManager | ゲームデータのセーブの管理を行います。 |
ImageManager | 画像の管理を行います。 |
AudioManager | オーディオの管理を行います。 |
SoundManager | システムSEの管理を行います。 |
TextManager | データベースから設定したテキストの管理を行います。 |
SceneManager | ゲームシーンの管理を行います。 スクリプトからシーン遷移するSceneManager.pushやSceneManager.gotoが定義されています。 |
BattleManager | 戦闘画面の管理を行います。 |
PluginManager | プラグインの管理を行います。 |
全て静的なクラス
以下はDataManagerクラスに定義されているものですが、他のクラスでも同様にコンストラクタで同じコードが記述されています。
function DataManager() {
throw new Error('This is a static class');
}
以下のようにクラスのインスタンスを生成するとエラーを発生するようにしています。
これは管理するクラスはそれぞれの役割ごとに単一であるため、複数のマネージャーが存在できないような処置となっています。
var dataManager = new DataManager();